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ラプンツェルの翼 Ⅳ [本]

 スーツケースに入っていた女の子、天使奈々と遼一が試練と呼ばれる死のゲームをクリアしながら、人間と天使の関係を変えていくお話4巻。

どういう風に決着をつけるのか、ストーリー的に興味がありました。
小説もゲームも終わりよければすべてよし、なところがあるのでこの最終巻でのこの作家さんのお手並み拝見というところです。

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侵略する少女と嘘の庭 [MFダ・ヴィンチ文庫] [本]

 
「好きがあれば、わがままなんてたぶん気にしない」

         不思議な少女りあが「運命の相手」―?
             切なくも優しいファンタジックストーリー。



 主人公の牧生が、ほんの遊びで女子にやらされた「運命の人」の占いをやったがために出会った、顔のきれいさと裏腹な性格の悪さで、クラスだけでなく学年中で、よく知られている少女 りあ と出会う。
 そして、牧生と仲のいい4人組の中に割って入り、ついでにその周りまでも巻き込んで、わがままで、謎で、小悪魔な りあ がかき回しまくる。

 幼馴染4人の距離感。
 人の心を的確に抉る りあ の悪魔の舌先。
 意地でも りあ と呼ばず、中山と言い続ける牧生。

 面白かった。
 とっても雰囲気いい作品ですね。
 
 特に

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ガーデン・ロスト 紅玉いづき [メディアワークス文庫] [本]

――今この時の、私の全力で書き切った「彼女達」です。

と、作者があとがきで書かれた通り、内容の濃い、黒い心をそのままさらけだした、生きのいいとびきりの書でした。

主要登場人物は放送部の4人。
誰にでも優しいお人よしのエカ、漫画キャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びてるシバ。青春群像と呼ぶには黒すぎる、人の弱さをそれぞれの胸に抱えながら、時に立ち向かい、時に弱音を吐き、誰とのない誰かに助けを求める。

エカは架空の男の子に、文通相手の空想の幻の男の子に恋してる子。
優しくされたい、好かれたい、だから嘘でもよかった。そんな自分を蔑むけど、それでも優しくされたいと・・・。

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アスラクライン 13巻 +キスまお [本]

 読みました。

 とっても満足でした。
 しかもあとがきで三雲さんが、多分まだ続くと書いてました。後日談とか、別の人の話とか。
 操緒と智春の話はここで終わりましたが、エピローグで面白いことに・・・。


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ラプンツェルの翼ⅠⅡⅢ [本]

トランクを開けると真っぱの女の子が。

ひょんなことで預かったトランクから女の子が出てきた。決して開けないでくださいと書いてあったのに、ロックが壊れてたせいか勝手に開いて・・・。

奈々と名乗るその少女との生活が始まる。

ラプンツェルの翼Ⅰ は、自分のことを何も知らない少女がその宿主に育てられ、命を賭けたゲームの駒のひとつとして戦うお話。話が進むにつれて、本当のことが明らかになっていく。そして、理不尽な選択。切ない結末。

ラプンツェルの翼Ⅱ は、その後の奈々の天使になるためのテストをする。
ゲーム小説らしく、即死に直結するゲームを勝ち抜いていく奈々。そして、最後に奈々は選択を迫られる。

ラプンツェルの翼Ⅲ は、グリム童話のrapunzelに準えていて、グリム童話はその話の中で、主人公ラプンツェルは老魔女に高い壁だけの部屋に閉じ込められて過ごすうち、ラプンツェルの歌声に誘われて王子がラプンツェルと逢瀬を重ね外へ連れ出そうとする。

まさしく、ラプンツェルの翼Ⅲはそんな感じです。
ユーロランドで研修を受ける奈々。
高く壁で囲ってある施設から外には出れないし、クーデターを起こした天使たちと戦い、命を賭けたゲームをこなし、はたして奈々と遼一、美穂は無事に帰れるのか。


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