絵師100人展に行ってきました 02

今年も4/30～5/6まで開催された　絵師100人展にいってきました。
今年は後援に外務省　経済産業省　観光庁がついて、政府も本気のようです。





5/3 雨がかなり激しく降ってた東京。
大半の方は家に籠もると思い、このときを狙って空いてるうちにと行ってみました。

お昼前に到着。普段の平日くらいの人出で絵師100人展のチケット売り場に列はありませんでした。
そして当日券なら、日によって絵が違うチケットを選べて、4/30の植田亮さんの絵のチケット購入。



早速、鑑賞。

私はここで、いつもその絵師さんがイラストで描かないもの。　
いつもと同じような作品であっても、強い思い入れがある作品を体で感じたいと思っていて、今回はそんな個人的に気になった作品を紹介します。敬称略

　蒼樹うめ
　春夏秋冬



スカートのレース、障子の向こうの四季の風景、片足だけ履かせた靴、そしてうめ先生独自の柔らかい雰囲気。細部までこだわりが感じられる作品でした。

　いとうのいぢ
　はなむらさき



絵に向かった瞬間。生き生きとした瞳に、艶やかなお顔に目が行きました。すばらしい！
しだれ藤も背景の雅さ、指先の繊細さ、目線まで計算されたバランス。すんばらしい。

　おーじ
　梅雨花



一見したときは、首つり？！　と思いびっくりしましたが、てるてる坊主でしたｗ
緋色の傘がすごく鮮やかで、絵自体ちょっとシュールな感じがします。
ちょっと現代アートを思わせるような絵は自分の部屋に飾りたいなと、思うような作品でした。

　文倉十
　ナツロジ



展示照明が日なたにスポットしてあってコントラストすばらしい！
暗い日陰に隠した仕掛けと、不思議な雰囲気に作者の表現力の豊かさと洒落を感じます。

　深崎暮人
　Summer Rain



女の子と空の構図、信号機の陰と雲のコントラスト。
作者の意図するSummer Rainはまさしく日本を表現しています。すばらしい！

　小原トメ太
　雪待ちウサギ



さっむーーい絵のはずなのに暖かい光が灯ってて、誰かを待ってるよう。
雪積もる民家と暗い雪山。
誰かが作った雪ウサギ。
人と人の絆を感じる絵です。
もっとも、日本の風景にセーラー、長髪で個人的にもう・・・ｗ
複製原画注文。

　白羽奈尾
　四季と制服



この図録の絵では決して窺い知ることのできない圧倒的なキャラの存在感を感じます。
一人一人キラキラした雰囲気を持ってて、枠一杯に4人も入っているのにうるさくない。
複製原画注文候補。
去年の白羽先生の作品もすごかった気がする。

これこれｗ存在感あったなぁｗ

ああ、このままだと全部紹介したくなるのでこの辺で終了。

植田亮さん、松之鐘流さん、蘭宮涼さん
珈琲貴族さん、さくら小春さん、駒都えーじさん
高野音彦さん、図録　　どれも素晴らしい！　ほかにもいい作品いっぱい＞＿＜





展示された作品は色が鮮やかで奥行きを感じるし、三種類（キャンバス、マット紙、光沢紙）を作者が選んで使い、多彩に表現をされていてすばらしかったです。　絵の大きさもA3ぐらいからA1ぐらいの大きさまで様々だったり、照明も工夫されてその絵が生きるようにされていました。

去年よりますます充実したすばらしい展覧会でした。
行かれてない方は是非！！　5/6（日）まで。





過去記事：絵師100人展に行ってきました　http://yan13.blog.so-net.ne.jp/2011-05-05