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GOSICK ~愚者を代弁せよ~  [アニメ]

 GOSICKの小説の方を読みたいなぁ、と思いつつも読めずに時が経ち、いつの間にかアニメ化。 
 毎週楽しく見てます。

 最初はヴィクトリカの知恵の泉を駆使して、周りで起こる事件を解き明かしていくミステリー推理物かと思っていました。 手掛かりはすぐ揃ってしまうし、ヴィクトリカは暇つぶし程度にしか事件を扱ってないし、これでは間の抜けた推理物だなぁと・・・。
 回を追うごとに分かるヴィクトリカの境遇。
 死体を見ても動じない閉ざした心は九城とのやり取りで、はにかんだり、嬉しがったり、妬いたり、さみしがったり。 九城とヴィクトリカの友情と成長物語が見えてきて。 いいですなぁ・・。

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 桜庭一樹さん、女性作家さんはやっぱり人間模様というか、人の心の動きをさりげなく自然に伝わるようにしていて、それが押しつげがましくなくてよいです。 
 例えば、
 3話 -野兎達は朝陽の下で約束をかわす- ジュリーとリーが再会したときの二人の想い。
 11話 -そのドリルは雄弁に愛を語る- グレヴィールのジャクリーヌへの想い。
 そして、15話 -二匹の怪物は心をかよわせる- 九城がヴィクトリカに「いつも君をみつける・・」と言た後のリヴァイアサンのモノローグ。 ここでは不覚にも目から汗がw

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いつの日か、この本を手に取るものよ。
わが魂の双子よ。
どうか我を見つけ出してくれたまえ。
この牢獄から。
この孤独から。
我を救い給え。

 錬金術師リヴァイアサンと同じように孤独で助けも求められず、ただソヴュールの武器庫:聖マルグリット学園に囚われた国家の武器、としてしか扱われない日々から救い出してほしいという想いが、とっても重く、深く伝わってきてヴィクトリカに感情移入しましたね・・。 そんな救い出してくれた九城とも、予言で離ればなれなると聞かされ、どんな想いだったかと思うと・・・(泣 

 1話1話、しっかり落ちがついてて、その終わり方に味があってすきです。 
 監督かなぁ、シリーズ構成の岡田麿里さんかなぁ。 性に合うのでしょうね。

 おお、岡田麿里さん活躍してるなぁ・・・。

 シリーズ構成
 GOSICK -ゴシック- (2011年)
 フラクタル (2011年)
 放浪息子 (2011年)
 花咲くいろは (2011年)
 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)

 すご!



 



タグ:GOSICK
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