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続・夏目友人帳 「桜並木の彼」 [アニメ]

 人と妖怪、どうして関わってしまうのだろう。


 枯れの桜並木が描かれた絵を手にした日から、目覚めると部屋中が花びらで満たされるようになった。妖の仕業なのか――正体をつきとめようとする夏目とニャンコ先生の前に姿を現したのは、不気味な面をつけた妖「巳弥」だった。名のある妖が描いたというその絵に描かれた小さな人影、それはかつて巳弥と友人(八坂)だったのだという。巳弥に絵を返そうとする夏目だったが、何故かその絵は壁から外れなくなっていた・・・(公式HP)
昔、春の桜並木で出会った巳弥と友人(八坂)。巳弥は自分があやかしであることを知られるのが怖くなって、姿が隠せる春だけ会いに行った。そのうち、いつの日か姿を見せなくなった八坂さま。探し回った巳弥はあるあやかしが描いた絵、八坂さまがいる絵をみつける。そして、かつて八坂さまが「いつか自由を手に入れたら、気ままに旅をしてみたいのです」「でも、ひとりではきっと味気ない。その時は一緒に行きませんか?」と言ったのを巳弥はその通り、その絵と旅をした。


病んでいく夏目のために絵を燃やすことにした巳弥。
だめだと、言う夏目。
巳弥は言う。


「いいんだ夏目、ほんとは気づいていたんだ、あの人は…八坂さまは、もうどこにもいなのではないかと・・・」

「けれど、この絵と共に旅した日々はあの人とともにあったように楽しかった・・・」

「雨の日も、風の日も・・・ひとりではないのだと・・・・・・



なんて、せつない・・・。

なんて、さみしい・・・。


ひとりでいるのがつらくて人と交わり、別れてひとりになるのがつらくて今いない人を想いつづける・・・。

生きる、存在するものの悲哀。

思い知らされますよ・・・。
儚い人間には思いもしないもののけの弱さを見ました。

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