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[ラノベ] アスラクライン 7巻 [アスラクライン]

 7巻の表紙カバーの耳からあらすじ

 ひょんな成り行きで佐伯家のお茶会出席することになった智春と操緒。そこで二人は、佐伯兄と哀音の昔の写真を目撃し、彼らの意外な過去を知る。
 その頃再び現れた”魔神相克者”(アスラクライン)加賀篝隆也は、新たな機巧魔神用プラグインを求めて市内の高校を襲撃していた。
 加賀篝に壊滅させられた明連寺高校生徒会を訪れ、新型プラグインの護衛を託された智春たち。だが、やがてそれは洛芦和高校に史上最大の危機を招くことになる。
 生贄の少女を体内に封印し、強大な魔力を操る人造の悪魔――機巧魔神に秘められた哀しい秘密が解き明かされるとき、智春は何を思うのか?



 読んでしまいました・・・。

 最初は鳳島という変な奴が智春たちをかき回したり、佐伯妹が智春だけにはデレたり、きのこの形をした猥褻物みたいなプラグインを恥ずかしがりながら嫌がる橘高冬琉が、いつもの学園ラブコメの体を保ってますが、後半はもう・・・ね・・・。

 哀音の『来てくれてありがとう・・・・・・玲子ちゃんや母様に優しくしてくれて・・・・・・私の願いも聞いてくれた。あなたたちに会えて嬉しかった』

 そこからラストまでは、いままで本を読んできた中で一番感動しました。
 切ないです、愛する者がそこにいる、だから死んだ人として割り切れない。いじめですか、これ?
 奏が智春に「戦わないでください・・・」と、涙ながらに訴えた意味、朱浬さんが奏と契約しちゃいなさい、という理由、加賀篝が必死な理由。わかってたんですが・・・玲士朗の立ち尽くすとこで・・・もう・・・。

 ラスト数行は、尋常じゃない汗が目からこぼれました・・・。
 機巧魔神は副葬処女の魂の質量を削って、演操者の願いをかなえ続ける。魂を削られた少女たちは、そのたびに感情をすり減らして、やがてすべての感情をなくしたとき、彼女たちは消滅する。
 やっぱり悪魔がらみはこうなりますよね。

 takaoさん、読んじまいました・・・orz

 切ないです。2、3日鬱してきます。




アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

  • 作者: 三雲 岳斗
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫



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コメント 2

takao

いや、そのお気持ち分かります。私も、この巻は本当に好きなので。最後の絵の玲士郎、本当にぐっと来るものがありますし。自分が今から行うことで、どうなるか、玲士郎も哀音も二人とも分かっていたはずです。でも、アスラマキーナのハンドラーになってしまった以上、個人的感情を廃するしかなかった玲士郎。その思い、悲しさ、切なさ、やりきれなさはいかがばかりのものだったかと思います。

まあ、補足しておくと、9巻では馬鹿な玲士郎を見ることができるのですが。正直、「あの涙を返せ」と思うような。

本当に、この巻は切ない。今、このコメント打ちながら、思い出し泣きしているくらい。しかし、切ないからこそ、この話が美しいものであるように思っています。だからこそ、私は大好きです。そこに、確かに玲士郎が哀音を、哀音を玲士郎を思う気持ちがあったからと言うか。すみません。支離滅裂になってきて。

tamapu-さん、悲しいと思いますが、是非とも気持ちを切り替える為に8巻を読むことをオススメします。この巻のことがあって、智春は黑鐵を使うことができるのか。二人の絆が寄り深まる姿が見られて、再び目から汗が出るかもなぁ、と思います。8巻まで読んでしまえば、12巻までは一気に読めると思いますよ。そして、是非私と一緒に「13巻まだー?」になりましょうw
by takao (2009-05-25 18:57) 

tamapu-

takaoさん、コメントありがとうございます。

 また読み返して、霧絵さんのティーパーティーのところで泣いてます。
 操緒を見て、哀音が玲士朗のそばにいることを実感する霧絵さん。「哀音はきっと幸せにしてるわね・・・」と、言う霧絵さんに操緒の言葉が優しくて・・・。ほんと私もこの巻好きです。takaoさん、ありがとう。
by tamapu- (2009-05-26 02:01) 

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