続・夏目友人帳 「仮家」

やっぱり、いいです。この作品いい。


あらすじ
　藤原家の門の前に残された足跡と落書き。おそらく妖怪のものであることに不吉な予感を覚えた矢先、家の中で奇怪なことが起こり始める。藤原夫妻に何か起こることを恐れる夏目は、かつてこの家で同じようなことがあったということを滋から聞く。そしてそれは、滋がある人に出会ったことで治まったという。その人のことを尋ねる夏目に、滋が子供の頃の話を語り出す（公式HPより）

滋が会ったのはレイコ。

いつも一人のレイコ。

妖怪から滋を救ったレイコ。

夏目も大切な人を、家を守るためレイコと同じようにして妖を追い払う。



「こんなところに住めたら・・・、きっと幸せね・・・」

はい、レイコさん・・・。



レイコと同じ境遇の夏目。
いま、たったひとりじゃない、レイコと同じ思いを感じて・・・。


そして、どう言い繕えるものでもないほどめちゃくちゃになった部屋。


滋「貴志・・・どうした？、すごい音が・・・、これはどうしたんだ！」「これじゃまるで、あのときと！」

滋に「弁償します」と、取り繕う夏目だったが、「嘘をつくのか・・・、この人たちに・・・」と、言い噤む。
ほんとのことを言っても信じてくれないであろう・・・。いやな思いをさせるんじゃないか？　今迄のように接してくれないのではないか？


夏目に近寄る滋。

滋「高志、弁償はしなくていい・・、ここは、君の家だといっただろ・・・」

夏目の頭に手を載せる滋。


夏目の声に出せない「ありがとう」がきこえて・・・、ぶわっと泣けました。

滋はレイコと同じように夏目が追い払ったのを悟って、ただ、何も聞かずに、夏目が何もいえないのを分かってるから。

好きだなぁ、この作品。

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タグ：続・夏目友人帳 10話 仮屋

コメント 2

夏目友人帳は、ホントいい話が多いですね。
原作の雰囲気を崩す事無く、すごく綺麗に描かれてて大好きです。
by まこたま (2009-03-11 20:07) 

まこたまさんコメントありがとう。

まだ原作は読んでないですが、ほんとにいい作品ですね。
一人ぼっちの奇異な自分を分かってくれる人。そんな存在に身を投げ出す夏目の気持ちが通じた瞬間がとっても優しくて、いとおしくて、心地よくて・・・好きですね。
by tamapu- (2009-03-12 02:45)